2019/12/19

ケーススタディ発表会を行いました。

 今年度は7名の若手看護師が発表しました。
 これまで自分の受け持った患者様の中で特に印象に残った事例を挙げ、自分が決めたテーマに沿って各々の看護を振り返ったことをプレゼンしました。


























【今年度のテーマ】
・経鼻胃経管栄養チューブによる嚥下機能への影響
 ~患者のみが知る、嚥下の違和感~

・食事における自己効力感を高める看護援助

・術前訪問の在り方
~患者がボディーイメージをつかむ説明方法とは~

・終末期を迎えた患者・家族との関わりを振り返って
~家族支援の重要性~

ADL拡大に向けた患者との関わり方』

・夜間せん妄を起こしている患者との関わり
~生活リズムを整えることの大切さ~

・フィンクの危機モデルに焦点を当てた高齢者看護

2019/10/16

院内急変対応研修コース 研修3「シミュレーション演習」を開催しました。

 本研修コースの過去2回で得た「知識」・「技術」を基に、それらを統合したシミュレーション演習を行いました。

 まず参加者は事例を読み、「自分たちが何を観察してどう対応をするか?」を話し合いました。そして模擬患者にそれを実施し、最後は指導者と共に知識に基づいた念入りな振り返りを行いました。













 
 このシミュレーション演習は、上手にそのシミュレーションをこなすことが目的ではありません。演習中に参加者が本気で課題に立ち向かい、考える頭が熱くなっている演習直後に、知識に基づいた振り返りを念入りに行うことで、急変に関する対応力の向上と定着を図ります。この振り返りは資料も活用しながら行います。

 この研修を通して、今年度の参加者は概ね急変対応に関する理解が研修前よりも深まりました。次年度は事例の難易度を少し上げ、当院看護師の急変対応のスキルの向上につなげていきたいと思います。

2019/09/18

院内急変対応研修コース 研修2「必要な看護技術を理解する」を開催しました。

 院内急変対応研修コースの2番目、「必要な看護技術を理解する」を開催しました。

 この研修では、指導員となる看護師が3つのブース(BLS/気管内挿管・人工呼吸器/除細動器)に分けて配置されました。そして研修参加者は、事前に「自分の学習したい内容」箇条書きで書いた用紙を作成しておき、それを各ブースに持参して学習していきました。



















 普段の勤務では触れる機会の少ない物品を使った技術であるため、参加者からは多少の戸惑いもありました。しかし、事前に学習したいことをそれぞれが記してきたことで、この研修は能動的な学習を行う機会となりました。

2019/08/20

『院内急変対応研修コース 研修1「思考を育てる」』を開催しました。

 当院では「院内急変対応研修コース」を開設し、参加を希望した看護師を対象に研修を行っています。

 今年度の院内急変対応研修コースは、「知識」・「技術」・「知識と技術の統合」に焦点を当て、下記3つの研修を企画しています。

 1.思考を育てる(知識)
 2.急変対応に必要な看護技術を理解する(技術)
 3.シミュレーション演習(知識と技術の統合)



 これらのうち今回は、研修1「思考を育てる」を開催しました。日立総合病院 救命救急センター 宇野翔吾 救急看護認定看護師さんを講師に招き、急変対応に関する講義・演習を行っていただきました。

 急変に関する幅広い知識を座学で学んだ後、呼吸困難、意識障害を呈している事例患者に対し、グループで必要な対応を考え、それをホワイトボードに記し、実施し、さらに医師に報告するという演習を行いました。



 高度な専門知識と経験を有する救急看護認定看護師に教わることができ、参加者からも好評な研修となりました。