2020/12/18

ケーススタディのオンデマンド発表会を開始します。

 例年のケーススタディ発表会は、一部屋に多くの看護師が集まって開催していました。しかし、やはりこの会も密にならないようにする必要があります。
 そこで今年度は、オンデマンド形式での発表会に切り替えました。

 本日、若手看護師3名がそれぞれ作成したスライドに音声を録音しました。
 週明けに各部署へ動画形式でデータを配布して、1月末まで誰でも視聴できるようにします。質問は発表者に直接するか、院内メールを使用して遠隔的に行います。

 写真は本日の録音時の様子です。

 例年とは違う形式となりますが、コロナ禍においても何とかケーススタディを発表できる機会を設けることができました。
 今後も時世に合わせ、柔軟に教育環境を提供していきたいと思います。


【今年度のテーマ】
・脳梗塞入院後に麻痺亢進した患者の障害受容過程 ~自身の現状を受け入れられるための看護の役割~

・手術を受ける患者と家族の思いに寄り添う看護援助 ~術前・術中訪問からみえる患者と家族の心理~

・服薬アドヒアランス向上のための効果的な看護援助 ~残薬の日数調整が必要な患者への関わり~


 教育委員会 ラダーレベルⅡ担当

2020/12/02

ラダーレベルⅤ『目標管理』に関する研修を行いました。

 当院の看護管理職および認定看護師を対象に、目標管理に関する研修を行いました。

 一般的に目標管理とは、「組織の目標と個人の目標を一致させ、個人を動機づけながら組織の力を最大限に発揮していくための手法」とされています。
 今回の研修では、自律的な人材育成のための各部署の課題を見出すために、eラーニングを教材としたグループワークを行いました。

 研修後、参加者からは「目標管理について改めて知識を深めることができた」、「各部署の課題・意見を共有出来た」、「皆が目標を持ち、やる気と思いやりにあふれた看護師になってほしい」といった感想が出ました。

 今後とも、魅力ある職場にするための管理能力を強化できるような研修を企画したいと思います。

 教育委員会 ラダーレベルV担当

2020/11/20

新人看護師向け院内急変対応研修コース「研修2:シミュレーション演習」を開催しました。

 先日の研修1「急変時の看護」の講義をふまえ、今回の研修2ではシミュレーションを用いて、模擬患者の急変に新人看護師がグループで立ち向かいました。

 まず新人看護師は事例を渡され、「これから自分たちが何を観察し、予想される結果からどんな対応をするか?」を10分間程度で話合いました。
 その後すぐシミュレーションを開始し、模擬患者の急変対応にあた
りました。
 新人看護師だけで構成されたグループです。かなり緊張し混乱もしていた様子でしたが、これで問題ありません。シミュレーションで大切なのは、「課題に対し体を動かしながら、本気で頭を使うこと」です。
 シミュレーション終了後、すぐに振り返りに入ります。呼吸を整え
ながら率直な感想を話したあと、指導者が事前に用意した質問についてグループで話合い、それに答え、提示された資料で知識の確認をしていきました。
 シミュレーション演習のメインはこの振り返りにあります。シミュ
レーションで頭が熱くなったところで、即座に資料を用いながら振り返り、短時間で知識を定着させることが狙いです。

 今回の振り返りポイントは、急変した原因とその生理学的なメカニズム、症状の分類、医師への報告の仕方、使われる薬剤の具体的な作用、急変対応中の役割分担などについてでした。

 最後に、教育委員、副総看護師長、総看護師長からコメントをもらいました。
 当院は脳外科の急性期病院です。この2回にわたる研修で学んだこ
とが、新人看護師たちの今後の急変対応の基盤になってくれることを切に願います。

  教育委員会



2020/11/14

新人看護師向け院内急変対応研修コース「研修1:急変時の看護(講義)」を開催しました。

 当院ではスタッフの急変対応に関する知識と技術の向上のため、内容をコース化した研修を実施しています。

 元々は全看護師の中から希望者を対象に行なっていました。しかし、今年度は新型コロナウイルス感染予防の必要性をふまえ、参加人数削減のため新人看護師のみを対象としました。

 今回はその研修コースの1回目として、集中治療室の看護師が講師となり、急変時の看護についての講義を行いました。内容は、「急変とはどのような状態で、具体的にどのような観察・対処をすると良いか」というものでした。

 次回は研修2回目として、「シミュレーション演習」を予定しています。今回の講義をふまえ、新人看護師が事例患者の急変対応に立ち向かいます。

  教育委員会

2020/09/28

ラダーレベルⅢ『プリセプター交流会』を行いました。


現在新人看護師を指導しているプリセプターのうち、当日参加できる看護師たちでプリセプター交流会を行いました。

 

お茶をしながら、自分がプリセプターとして日頃思うこと、率直に悩んでいることなどについて語り合い、お互いの状況を報告し合いました。

 

また、この会を企画した教育委員から、『人に伝えること・教えることとは』をテーマに講義も行いました。その講義で、「相手と良好な関係を形成すること」、「一方的な関わりではなく相手の反応や考えを引き出すように関わる『対話』を意識すること」が重要であるとプリセプターたちに伝えました。


 

プリセプターは指導者の立場にいるとはいえ、今年度になって初めてその立場になった若手看護師が多くいます。今後も新人看護師だけでなくプリセプターもフォローしていき、彼らの看護師としての成長を支えていこうと思います。

 

教育委員会

2020/08/21

災害対策机上訓練に参加しました。

今回災害対策委員会主催で、災害状況を想定した机上対応訓練を実施し、これに看護科も参加しました。

昨年度見直した当院の災害対策初動マニュアルと、作成した各部署のアクションカードを基に、災害発生時の初動対応についてシナリオに沿ってメンバーで確認し合いました。

訓練後、メンバーからは「自分自身及び自分の部署の問題として捉える事が出来た」、「東日本大震災の体験を振り返り、どうすべきかを具体的に考え直す良い機会になった」、「実際の災害時にどう動けばよいのか、現時点での課題も見えた気がする」などの声が聴かれました。

この訓練を通し、各委員が自部署での初期対応についてイメージしながらどう動けばよいのかを確認し、多くの課題を見つけることが出来ました。そして、災害対策は日々の訓練の積み重ねが重要であることを改めて感じました。

災害が起きた時、少しでも心に余裕がもて、自分で動ける職員を増やし、患者様と職員の命を守る為に日々活動していきます。

災害対策委員会


【訓練目的】

1.災害発生時の各部署での初動体制の実務を、机上訓練を通して模擬体験する。

2.机上訓練の実施方法を体得し、今後院内全体での災害対策訓練へ繋げる。

【訓練目標】

1.当院災害対策初動マニュアル全体を通した流れの確認・検証

2.行動項目毎の実施手順や実施するために必要となる事項の確認・検証

3.情報共有方法の確認・検証







2020/07/31

ラダーレベルⅡ『ケーススタディ中間発表会』を行いました。

 今年度のケーススタディは3人の若手看護師が実施予定となっています。本日、その中間発表会をおこないました。

 会の実施にあたり感染予防に配慮するため、室内の換気、参加者全員の入室前の手指衛生・マスクの装着・距離をあけた着席を徹底しました。

 この会の目的は、ケーススタディの進捗状況を報告し、他者と意見交換することによって、個人のケーススタディの方向性を調整することです。

 実際に発表者は資料を用いて進捗状況を発表し、フロアからの質問に答え、意見を聴き、時に議論をしながら、今後のケーススタディの方向性を検討していきました。フロアからも新人・ベテランを問わず多くの質問・意見が出ました。

 本番の発表会は12月を予定しています。それまでに1人ひとりがより深いところまで自分の看護を振り返り、今後の成長につなげられることを期待しています。

  教育委員会

2020/07/22

院内避難訓練に参加しました。

2回行われている避難訓練。本年度1回目は、看護科スタッフを含めた新入職員と災害対策委員全員が参加し、初期消火・避難経路・避難方法・災害時装備・通報方法の確認を行いました。

訓練の中で多くの課題が見つかり今後の災害対策へ向けての貴重な時間となりました。患者様・職員の命を守る為に、災害対策委員として出来る事を一つ一つ確実にしていきたいと思います。

災害対策委員会


事前打ち合わせ


新入職員の初期消火訓練


布担架搬送の確認


搬送方法の確認


避難誘導

本部への報告


通報訓練


総評



2020/07/17

新人看護師のリフレッシュ研修を行いました。



 この研修は、軽食を食べながら和やかな雰囲気で、新人看護師1人ひとりが「入職してから嬉しかったこと・辛かったこと」を発表し合い、思いを共有して心身のリフレッシュを図る目的で行いました。

 

 参加者からは、「思っていたとおりに出来なくて、最初は辛かった」、「やらなければと思い自分のキャパをこえた仕事を抱えテンパった」、「退院したときに患者さんからお礼を言われ嬉しかった」、「先輩が優しくてよかった」、「出来る事が増えてきて嬉しい」といった声がきかれました。

 

 また、この研修についても、それぞれの部署で、みんなも同じような気持ちを持って頑張っていることがわかってよかった「またこんな機会があったらいいと思う」、「同期と直接関わることが少なかったのでよかった」といった感想が出ました。

 

 研修を企画した私たちも、新人看護師の様々な思いを聴けたことで、彼らが働きやすく成長しやすい職場環境を今後も整えていきたいと思いました。


  教育委員会

2020/04/08

新人看護師の看護技術研修を開催しました。

 今年度は12名の新人看護師が入職しました。

 

 当院では入職後から各部署に配属される前に、1週間のオリエンテーションを行います。その期間中に、看護技術研修を実施しました。

 

 採血、ガウンテクニック、体位変換、酸素療法、フィジカルアセスメントなど、各部署に配属されてから必要となる基礎看護技術について学習しました。

 まずは先輩看護師からの知識についての講義の受け、その後、指導のもと実際に自分たちの身体やシミュレーターを用いて演習を行いました。